コロナウイルス感染拡大を予防せよ!

コロナがいよいよ日本全土で猛威を振るい始めた。

一先ず自分たちができることから始める。

まず、予防衛生の啓蒙は欠かせない。

マスクは「ウイルス感染予防には効果がない」と、実しやかに囁かれているが、遂に米国もマスク(フェイスカバー)の着用を推奨し始めた。WHOもマスクの使用に関する見解を見直すと報道されている。

現在、市場への供給が追い付かず、連日ドラッグストアに行列を作る原因となっているサージカルマスクは医療従事者向けである。医療従事者は、感染者との接触機会及び時間が一般人とは比較にならないほど多い。そのため、マスクの表面はすぐにウイルスに汚染され、1日のうちに何度も交換する必要がある。更にサージカルマスクは使い捨て(ディスポーザブル)である。医療従事者は、マスクの付け外しの際には厳密に手洗いを行い、手指を消毒して清潔を保っている。

一般人がマスクを着用する場合、その目的は主に咳エチケット(唾液の飛沫を拡散しないため)である。そのため、布製の洗い替えできるマスクでも十分な効果が得られる。つまり、「一般人がつけるマスクは感染予防が目的ではない」と、認識を改めるべきだ。

マスクはファッションではない。医療従事者が使用すべきマスクを早朝から買い求め、家族や親族に配り歩く必要はないのだ。

では、布製のマスクに感染予防の効果がないとすれば、感染していない人は着用する必要はないのか?そうではない。問題となっているクラスター感染では、主に無症状である感染者から感染が拡大している。現時点で、感染後重傷化するケースは2割程度と報告されている。つまり、感染者の8割は症状に乏しいまま、日常生活を送る可能性があるのだ。そういった人たちが外出し、公共交通機関を利用し、職場で仕事し、また友人と食事することで感染を拡大させてしまう。そのため、症状の有無にかかわらず外出を自粛することと併せて、外出する際はマスクを着用することが重要となる。

また、公衆衛生の面から当事者意識を啓蒙する観点からも、自らマスクを着用するという”行動(アクション)”を起こすことは意味があると思う。

早速、属するコミュニティーでは皆がマスクを着用する環境を整えている。私自身もマスクを着用し感染を拡大させない取り組みの一員となる。